信用できる占い師かどうかに生身と電話の差ってホントにあるの?

これからどうやって生きていけばいいんだろうって、なんとなく不安。

あるいは、リビングルームで象が死んでるみたいに目に見える問題が明らかに横たわってるのに、見て見ぬふりをしてる。

そんなとき、家族や友人に相談できれば一番いいけど、家族や友人だからこそ言えないこと、相談できないことってけっこうあるよね。

そんなときに「家族でも友人でもないけど相談できる人」がいるってのは、すごく大きなことだって私は思う。

人によっては、適当に入った居酒屋で隣になった人と話したり、マッチングアプリを使ったりっていろんな方法があると思うんだけど、その選択肢のうちの一つに「占い師」ってのが間違いなくある。

そういう「誰にも相談できないことを相談できるちょうどいい距離の相手」を提供する場所として今注目されてるのが、「電話占い」っていうサービスなんだ。

電話占いっていうのは、電話占いを運営するサイトにアカウントを登録すると、その運営するサイトに所属する多種多様な占い師に電話で占いをしてもらって、カウンセリングみたいな相談もしてくれるっていう「占い」の新しいフォーマット。

だけど、新しいフォーマットだっていうのと、「占い」ってこともあって、「電話占いってインチキなんじゃないの?」とか、もっと直接的に「電話占いなんてインチキだ!」って意見があるのも事実なんだよね。

今回は、「電話占いはインチキなの?」ってことを基軸にして考えていきながら、「信用できる電話占いもあるんだよ」っていうふうに、誤解を解けたらいいなって思ってるよ。

電話占いがインチキっていわれる理由ってなに?

電話占いがインチキっていわれるのには、もちろん、インチキって言われても仕方ない理由があるわけだから、まずはそこから考えていくことにするよ。

電話占いがインチキっていわれる最大の理由はやっぱり「高額請求をされることがけっこうある」ってことが挙げられるね。

これは、電話占いっていうフォーマットが、新規アカウント登録者に「何千円分の無料クーポンプレゼント!」っていって、はじめに無料体験をさせることが原因だなあって私は思う。

やっぱり、いくら悩んでるっていっても、いきなり「お金払って占ってもらう」って、ちょっとハードルが高いじゃない?

路上でもショッピングモールでも、個人のお店でも占ってもらえる場所はいろいろあるけど、「なんか怖いな」とか抵抗があって、占ってもらえないっていって占いを先延ばしにしてる人はけっこういると思う。

電話占いはそういう「いきなりお金を払うのは怖いな」っていう抵抗を、「無料体験」っていうサービスで取り払ってくれてるサービスとしては、正直、めちゃくちゃ評価できると思う。

実際、無料体験のちょっとしたやりとりだけでも「話を聞いてもらえて救われた」みたいな人はけっこういるみたい。

だけど、これは諸刃の剣でもあって、「無料だと思って使ってたのに、無料が終わった途端にすごい高額の請求きたんだけど!こんなのインチキじゃん!」ってなってる人も一定数いるんだよね。

でも、完全無料で最後まで占ってもらいたいなら、自分が四柱推命なりタロットなり手相なり占星術なりを勉強して自分の運命を占えるようになるか、友達に占い師がいるとか、そういうことでもないと、絶対ムリだよね。

そう、占いってのは基本的に「お金」が発生することなんだ。

電話占いは、最初に「無料体験」っていう入り口を用意してくれてるからこの「お金」の事実を勘違いしがちで、「完全無料」だと思い込んだ人が、課金が発生して「インチキだ!」って思っちゃうような構図ができちゃってる感じはあるかも。

もちろん、マジで悪質で、占いをする気もないのにお金だけむしり取ろうっていう電話占いのサイトもあるから、そういうサイトには「インチキだ!」って断言したほうがいいけどね。

電話占いに所属している占い師って素人なの?

電話占いをインチキっていう人の意見で目立つものとして「電話占いの占い師って素人が多いからインチキだよね」っていうのもけっこうあるけど、私は、これはけっこう眉唾だと思う。

あくまで個人の意見だけど「電話占いの占い師」と、「電話占いではない対面形式の占い師」のあいだには、そんなに差はないって感じかな。

それこそ、石井ゆかりさんとか鏡リュウジさんみたいに「著作」とか「実績」があるタイプのメジャーでスターといっていい占い師さん以外の人は、言い方は悪いけど「プロ」と「アマ」の区別がすごく曖昧ってのが占い業界の現状だと思う。

で、その区別の曖昧さは、電話占いかどうかじゃなくて、占いっていう業界全体の「いかがわしさ」をめぐる問題だと思うんだよね。

電話占いっていうのは、いってしまえば、youtuberとかインフルエンサーみたいなもので、「プロとアマのあいだ」で実力をもっている人がその実力を発揮して食っていけるように、活躍のための環境を提供してもらってるところはあるんだよね。

どんな環境も「玉石混合」になるのは否めなくて、実力があってそのフォーマットを選んでる人がいる一方で、「占いなんて適当でいいしチョロいっしょ!有名になったり金稼げればなんでもいいんじゃない?」って人が入ってきてしまうのは、どうやっても避けられないと思う。

わかりやすくいうと、電話占いの占い師のなかにも正統派の占い師がいる一方で、迷惑系youtuberみたいな占い師もいるってことね。

「電話占いが素人しかいなくてインチキだ!」って意見は、こういう迷惑系youtuberみたいな電話占い師に運悪く当たっちゃった人の意見なんだろうなってのが正直なところ。

そういうインチキな人に出会う確率は、もしかしたら電話占いのほうが高いのかもしれない。その統計は私にはわからない。

でも、インチキな占い師の事件は、電話占いとかじゃなくて「対面」で洗脳できる人のほうがニュースになってる印象も強いよね。

だから、インチキかどうかは「電話占いか、対面占いか」っていう二項対立では、判断できないんじゃないの?ってのが私の意見です。

電話占いで霊感商法を持ちかけられるってのは本当?

さっきの話でつなげると、電話占いが「インチキ」って言われる理由のなかに、「霊感商法を持ちかけられるから」ってのもけっこうあるんだけど、これこそ、完全に電話占いだけの問題じゃないよね。

霊感商法を持ちかけたり、洗脳をしてお金をむしりとろうとしたいと考えてるなら、電話占いみたいに「所属」して活動するより、完全に個人で、クローズドなやり取りができて、しかも対面っていう五感を使えるアドバンテージも利用したうえでやったほうが効率的なことは明らか。

その点、電話占いっていうのは、言い方は悪いかもしれないけど「電話占いって素人だけのインチキ商売なんでしょ」ってすぐ言われちゃうくらいに、対面の占い師と比較して、信用を獲得するのがかなり難しいフォーマットだよね。

やっぱ「実際に会って話す」っていうのは、リモートのやりとりなんかよりめちゃくちゃに強くって。

その強さに電話占いの占い師の「フィジカルの不在」っていうのはぜんぜん対抗できないんだよね。

「電話占いはインチキだ!」っていう理由の多くは、じつは生身の占い師にこそ向けられてきたもので、そこに「素人だろ」っていう先入観もあいまって強化されてるのかなと。

もちろん、油断は禁物で、電話占いでも霊感商法を狙ってるインチキを超えた犯罪傾向の占い師がゼロだとはいえないけどね。

のめりこみすぎずインチキ度が低そうな電話占いを探そう

電話占いを利用するにあたっては「ここはインチキじゃなさそうだな」っていう電話占いサイトを見極めて、「この人は違和感がないな」って感じたお気に入りの電話占い師を見つけるのがいいんじゃないかなって思う。

で、そのお気に入りの電話占い師にも依存しすぎないことが大事だね。

生身の占い師と比較して、電話占いの占い師のいいところは、「しょせん、私と占い師って“占ってもらってる時間”のあいだだけ関係性が発生してるにすぎない他人だし」っていう距離感を自覚しやすいところにあると思う。

インチキ占い師に騙されたくない人や、慎重に電話占いをしたい人は失敗したくない人向けの電話占いを参考にしてみてね。

生身のインチキ占い師より、電話占いのインチキ占い師のほうが、違和感を感じたときに「逃げる」のが楽なんじゃないかな。